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山崎義秀さん(34)

主な栽培物(イチゴ・ビワ)

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Q. 農業を始めたきっかけを教えてください

A. 両親がもともと農家だったので、今の畑をこどもの頃から手伝っていました。

Q. 農業をする上での苦労や注力する点は何ですか?

A. 天災にあったときです。以前、大雨で石垣が流されたり、台風の大風でビニールハウスが壊されたことがありました。また、イチゴの苗には「炭そ病」といって、梅雨から9月頃の暖かい時期にかかりやすい病気があります。このような被害をできるだけ出さないように、日々心がけています。

Q. イチゴの栽培について教えてください

A.長崎のイチゴ生産量は全国的にみても上位に入っており、主に大阪・千葉・大宮へ出荷されています。私が主に育てている品種は「さちのか」。香りが高くあまい果肉はしっかりしていて崩れにくく、苗が病気に強いのも特徴です。
所有しているビニールハウスの数はざっと数えて25棟以上あり、1棟のビニールハウスからおよそ2トンのイチゴが収穫できます。収穫期には、毎日赤く実ったイチゴを摘む作業がひたすら続き、両親も妻も総出で収穫します。
私の畑では、これからもイチゴを作っていこうと思っています。そのためにも、品種の選定が必要です。どのイチゴがおいしくて収穫が多く、栽培に向いているかを探り当てることが必要なのです。
苗を植えてから収穫・出荷を終えたところで、このイチゴの品種の良し悪しがわかります。長崎では、「さちのか」が多く育てられていますが、来年はまた新しい品種の栽培を試みる予定です。
イチゴの生産技術は、品種の潜在能力には勝てません。われわれがイチゴを育てるためにしていることは微々たるものです。ここにあるイチゴの品種に可能な限り適した育て方をしていますが、できる事はほんの少し。品種が変われば育て方も変わってきます。どのような育て方がいいのかも、実際にやってみないとわからないことです。

Q. 農業に興味を持つ人たちへ、行動するにあたっての心構えやアドバイスをお願いします。

A. 農業は自分が好きなようにできます。人から知識を教わるより、どうやったらいいか自分で決めて挑戦するといいと思います。

ご協力ありがとうございました!

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